ブートストラップとは何ですか？

ブートストラップ（定義）

ブートストラップとは、起業家が外部からの支援をほとんど受けずに、限られた資金でビジネスを始める方法です。投資家からの出資を受けず、あるいは外部資金をほとんど使わずにゼロから事業を立ち上げることを、ブートストラップと呼びます。株式を手放したり銀行から多額の借入をしたりすることなく、事業資金を確保できる点が特徴です。たとえば、1,000万円の自己資金でビジネスを始めた場合、それはブートストラップによる起業と見なされます。

新規事業の立ち上げにおいて、ブートストラップには3つの段階があります。第1段階は、貯蓄や家族・友人からの借入によって事業を始める段階です。第2段階では、顧客や取引先から得た売上だけで事業を維持・拡大していきます。第3段階は「信用段階」と呼ばれ、スタッフの雇用や設備投資のために資金調達を行う段階です。この段階では融資を受けることもあり、その場合はブートストラップとは見なされなくなります。