借方とは何ですか?
借方(定義)
借方とは、支払いや債務の発生を会計上記録する際に用いられる仕訳項目で、通常は元帳の左側に記載されます。資産が増加した場合や、負債が減少した場合に、その勘定科目は借方に記録されます。借方は一般に、支出の発生、資産の増加、収益または債務の減少などを表します。
企業の財務では、借方は現金などの資産が増えたときや、日常的な経費・運営コストが発生したときに使われます。また、請求書の支払いによる負債の減少、利益の減少、資本(純資産)の減少も、借方として記録されます。
以下は、各勘定科目における借方の影響です:
- 収益(利益)勘定:借方で減少、貸方で増加
- 費用勘定:借方で増加
- 負債勘定:借方で減少
- 資産勘定:借方で増加
- 資本(純資産)勘定:借方で減少